今年も残すところあと僅かになってきました。
【香りのコラム】も今回が今年最後の記事になります。
新年に向けて、大掃除をされている方も多いと思います。
このタイミングでぜひ、お部屋や空間の浄化にアロマを使ってみませんか?
植物の香りは、お酒や塩などと同じように、昔から世界中で、聖なる儀式や場の浄化に使われてきました。
浄化とのハーブ「ホワイトセージ」
北米の先住民族が伝統的に使ってきた「ホワイトセージ」は浄化ハーブとして有名です。
通常は、ホワイトセージを焚いて使うのですが、自宅でもホテルでも、火災報知器がしっかり設置されてるため、大胆に焚きすぎると大変なことになるのでご注意を。
少しレアでお高めですが、ホワイトセージから作られた精油もあります。
カンファー(樟脳)系の香りが強いので、好みが分かれるところですが、ハーブそのものを焚くのと違って精油はブレンドができますので、爽やかなハーブ系または柑橘、ウッド系の精油と組み合わせるのがオススメです。
他にも、邪気を退散して、浄化するため古くから儀式に使われていてたハーブや香木から蒸留された精油はたくさんあります。
フランキンセンスとミルラ
紀元前から宗教儀式の中で使われていました。イエス・キリストの誕生を祝う品として、捧げられたことで広く知られています。
サンダルウッド
古くからインドの寺院で使われてきていて、現在でも仏具、仏像、扇子や線香などに使われている樹木です。
パロサント
スペイン語で「聖なる木」と言われる南米産の神秘の香木
ジュニパーベリー
古代より治療や魔よけに使われていて、旧約聖書にも出てくる植物
ローズマリー
古代エジプトやギリシャの時代から活用された植物
ヨーロッパでは魔除けのハーブとして、伝統的な祭礼や儀式に使われている。
サイプレス
古くから死者を見守る聖な樹木として棺や十字架として使われてきました。
ノアの方舟に使われた木材としても有名です。
ゼラニウム
中世ヨーロッパでは悪霊を追い払うために家の周りにゼラニウムを植えていました。
タイム
ミイラを作成する際の防腐剤として使われ、中世ヨーロッパでは悪夢から守るお守りとしても使われていました。
お部屋の浄化に
好みの精油を単品または、いつくかブレンドしてお部屋で香りを楽しみながら、新年に向けて空間も浄化してみてください。
アロマスプレーや拡散器、加湿機のアロマ機能など、広くお部屋に拡散できる方法がオススメです。
※植物の写真はイメージです。